高層階や風が強い場所に最適な
ワイヤー仕様の鎖樋

1. 高層階への設置に最適

高層階に鎖樋を設置する際、風の影響が大きくなるため、通常のステンレス棒の鎖樋では強度が不十分なことがあります。このような場合、通常のステンレス棒の仕様と比べて強度が高く、風の強い環境でも安定して使用できるワイヤー仕様の鎖樋が最適です。この仕様では上部と下部の長さを正確に設定できるため、事前に正確な長さでご注文いただくことで、施工現場での調整を最小限に抑えることができます。これにより施工の効率が向上、スムーズに取り付けが行えます。

2. 風が強い場所での使用に適した強度

高層階や風が強い場所では、通常の鎖樋では風圧による破断のリスクが高まります。この鎖樋は、ステンレス棒の通常タイプに比べて破断しにくく、風の影響を受けにくい構造です。特に商業施設やビルの高層階での使用には、風による振動や揺れにも強く、長期間にわたって安定した性能を発揮するワイヤー仕様が最適です。

3. テンションを加えて設置できる鎖樋

ワイヤー仕様の鎖樋は、ワイヤーに金具をかしめて鎖樋のカップを固定する設計です。これにより、テンションを加えて設置することが可能で、鎖樋が風や振動によって揺れるのを防ぎます。テンションを加えることで、設置後の安定性が向上し、より確実に鎖樋を固定できます。
上部と下部の固定パターンはいくつかあり、お客様の設置場所に応じた適切な方法をお選びいただけます。

4. 通常の鎖樋との違いとメリット

通常の鎖樋は、ステンレスの3mmの棒が連なった仕様です。これは一般的な使用には十分な強度を持っていますが、高層階や風が強い場所では、さらに強度が求められます。ワイヤー仕様の鎖樋は、一本のワイヤーに金具をかしめることで、より強度の高い構造となっています。この構造により、鎖樋全体の耐久性が向上し、風や振動にも耐えることができます。

  • 筒(銅)

    ワイヤー仕様

  • 玉(銅)

    ステンレス棒仕様
    (通常の仕様)

5. 鎖樋内部の構造と強度

当社の鎖樋、「筒」「筒L」「玉」「玉L」「竹」はそれぞれがステンレス棒で連結されています。通常の使用範囲では、これらの製品は十分な強度を持ち、安全に使用できます。しかし、高層階での使用や風による影響が懸念される場合、特注仕様として上部から下部まで一本のワイヤーで繋ぐことができます。

  • ワイヤー仕様
  • ステンレス棒仕様
  • ※ワイヤー径は標準φ2.5mm
  • ※ワイヤーの破断荷重480kgf

6. ワイヤー仕様の鎖樋の施工と調整

ワイヤー仕様の鎖樋は、上部と下部の処理次第では距離の調整が現場では微調整しかできません。そのため、事前の打ち合わせでワイヤーの長さや仕様を適したものに決定する必要があります。
詳細な打ち合わせを実施することで、現場での施工がスムーズに行え、適切な設置が可能となります。

ご購入までの流れ

お客様

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お客様

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お問い合わせとサポート

詳細な仕様や設置方法についてのお問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。

高層階で実際にご使用いただいた事例

淺沼組 名古屋支店

地域 愛知県名古屋市
設計 株式会社淺沼組 川島範久建築設計事務所
施工 株式会社淺沼組

コープ共済プラザ

地域 東京都渋谷区
設計 株式会社日建設計
施工 ㈱フジタ