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36. 七宝模様とは?その美しさを生む製造工程

「七宝」とは、仏教に由来する「七つの宝」を意味し、その文様は、円が連なる形で表現されています。この模様は、つながりや調和をあらわし、人と人、物と物の調和を表すとされています。その縁起の良さから、装飾だけでなく、日常生活に取り入れられるデザインとしても親しまれています。

 

 

 

七宝模様の意味

「七宝」とは、仏教に由来する「七つの宝」を意味し、その文様は、円が連なる形で表現されています。この模様は、つながりや調和をあらわし、人と人、物と物の調和を表すとされています。その縁起の良さから、装飾だけでなく、日常生活に取り入れられるデザインとしても親しまれています。

 

 

七宝模様の製造工程

※字幕をオンにしてご視聴ください

 

七宝模様の美しさを形にするためには、職人の技術が欠かせません。その製造工程は以下の通りです。

  1. 材料の加熱
    七宝模様を作るための材料として使用されるのは真鍮(黄銅)です。この真鍮を約800℃まで加熱し、柔らかくして加工しやすい状態にします。この高温での加熱により、鍛造工程に適した柔らかさを保ちます。
  2. 鍛造による模様の形成
    七宝模様を出すために特別に設計された金型を用いて、熱した真鍮材をプレスします。この鍛造工程で、七宝模様が正確に形成されます。この際、模様部分には独特のざらざらとした質感が残り、独特な風合いが感じられる仕上がりとなります。
  3. 旋盤加工による仕上げ
    七宝模様部分以外の周囲は旋盤を用いて削り、滑らかで光沢のある表面に仕上げます。このツルッとした輝きが、模様のざらざらした質感と美しいコントラストを生み出します。

 

 

七宝模様の特徴

鍛造で生まれる模様のざらざらとした質感と、旋盤加工による滑らかな光沢。この二つの質感が絶妙に調和することで、七宝はさらに魅力を増します。

 

 

鎖樋と一緒に選びたい七宝模様の錘

七宝模様は、日本の美しいデザインの一つです。その七宝模様を取り入れた錘は、調和やつながりを象徴する模様の美しさを活かした特別なアイテムです。

この錘は、鎖樋を引き立てるだけでなく、機能性とデザイン性を兼ね備えています。日本の伝統と現代技術が融合した製品であり、細部まで丁寧に作り込まれています。

鎖樋の取り付けを検討される際には、ぜひ七宝模様を施した錘を一緒にお選びください。雨の日が楽しみになるような、上品で美しい空間を演出します。