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33. SEO RAIN CHAINの鎖樋は全て再資源化できます

現代の住まいにおいて、美しさと機能性を兼ね備えた外装アイテムは活用の場が広がっています。特に日本の伝統的な建築要素である鎖樋は、その独特なデザインと実用性から、様々な場面で活躍する機会が増えてきました。SEO RAIN CHAINでは、耐久性の高い高品質な金属を使用し、美しい鎖樋を提供しています。

 

SEO RAIN CHAINの鎖樋に使用される素材はステンレス、銅、真鍮になります。全てリサイクルが可能な素材です。

ステンレス

シルバー色のステンレスは、その強度と耐久性が魅力です。錆びにくく、対候性が高いため、メンテナンスが少なくて済むのが特長です。

 

銅は、その美しい赤銅色と耐久性で知られています。時間が経つとともに、独特の緑青が生じ、さらに魅力的な外観になります。また、銅は耐食性が高く、長期間にわたり美しい状態を保ちます。

 

真鍮

真鍮は、その優雅な金色の輝きで水洗金具、ドアのハンドル、家具の部品などに使用され、高級感を演出します。耐食性も高く、長く美しい状態を保つことができます。

 

再資源化する時には同じ種類の金属を集めて高温で溶解することにより、インゴットとして再生され、製品化前の原材料に戻っていきます。そのため、金属の種類ごとに分別が容易であることが、リサイクルのし易さに繋がります。そしてご紹介したステンレス、銅は鉄と比較してずっと価値が高い金属であり、リサイクル率は日本ではとても高く、両方の金属ともに80%以上のリサイクル率となっています。

また、リサイクルすることで資源化にかかるエネルギー消費量を減らすことができます。例えばステンレス1トンを全て新しい材料で作った場合の二酸化炭素排出量は約10トン、リサイクルの材料を90%使った場合には約2トンとなり、再資源化したほうが新しい原材料を使うよりもカーボンニュートラルに貢献できることがわかります。

 

当社の鎖樋は強度を高めて破損しにくいように強く作っていますので、早々の交換にはなりませんが、リサイクルする場合に備えて何がどの素材で作られているのか記載します。

 

 

波紋の場合

真鍮製とステンレス製があります。黒色のものは真鍮製です。シルバーは真鍮製とステンレス製の2種類があります。見分けるには表面をやすりなどで削って、シルバー色か真鍮色かで使われている素材を判断する必要があります。

 

筒、竹、玉、筒L、玉Lの場合

シルバー色とダークブラウン色は、全てがステンレスで作られています。写真のものは玉の銅モデルですが、外側のカバーのみ銅で作られており、鎖樋を繋げる棒や内部の構造はステンレスです。棒を切断することで銅の部分とステンレスの部分を分離することができます。

 

網代の場合

鎖樋の本体は銅で作られていますが、鎖樋を繋ぐ線の部分は丹銅という素材で作られています。線を硬く強度のあるものにするため、亜鉛をすこし混ぜている金属です。鎖樋の本体と線の部分は手で分解することができます。

 

水雲、水雲Lの場合

外側の部分は銅で作られています。それ以外の部分は全てステンレス製です。銅の部分とステンレスの部分は工具や手を使って分けることができます。

 

雨音、雨路、七宝など金属製の錘の場合

雨音、雨路、七宝は全て真鍮で作られています。表面には美観や耐食性を向上させるためにメッキを施してありますが、素材として使われているのは、ほとんど真鍮になりますので真鍮としてリサイクルできます。

 

このようにSEO RAIN CHAINの鎖樋や錘は、容易にそれぞれの素材別に分けることができてリサイクルが簡単な作りとなっています。銅、ステンレス、真鍮の各素材から建物に合うお好みの鎖樋をお選びいただき、長くご愛用頂いたあとに寿命が来ることがあれば、資源循環の流れにのせてリサイクルいただくことをお願いいたします。

 

鎖樋として使われていた金属はまた新たな製品となり、次の世代に受け継がれていくことでしょう。